雄勝試験場での試料水採取と新地化学サンプラー (平成23年 9月2日)
秋田県湯沢市雄勝にある、(財)電力中央研究所の雄勝試験場で、OGC-2孔の深度950mからの流体を採取しました。試料採取は、三菱マテリアルテクノ鰍ェ開発した「新地化学サンプラー」を用い、気液分離を起こさせない流体の採取に成功しました。これは、流体中の正確なCO2濃度を測定するために改良されたシステムです。
試料採取の際に、OGC-2孔内に沈殿していた物質も回収され、塩酸を添加すると激しく泡立ちました。これは、炭酸カルシウムで、ジオリアクタープロジェクトで、昨年までCO2水を注入していましたが、それが岩石と反応して、鉱物として固定化されたことを示すものです。